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泳げなくても大丈夫。0歳から100歳まで楽しめる“水の力”part2
POWER two【2】水温の力
『心と体を“やわらげる温度”』

ダッシュでは季節により水温を調整しています。
夏場:30.5℃〜31.0℃(5月〜9月)
冬場:31.5℃〜32.0℃(10月〜4月)
ここでも、小学校の頃を思い出してみましょう。
夏のプールで『冷たくて気持ちイイ〜』と叫んでいたことはなかったでしょうか。
(自分は今でもありますが‥)
ちなみに水は体に温度が伝わり易くなっています。夏場は濡れたままでも気持ちよく感じていても、冬が外気温が下がりすごい速さで体温を奪っていきすぐに『寒っ!』となります。カゼをひく原因にもなりますのでダッシュでは特に注意を払っています。
そこで、濡れたまま移動しなくて良いように『乾燥室(約40℃の室温)』を準備し、全ての会員さまに、しっかり体を拭けるようにご案内しています。
さて、本題に戻りましょう。プールの水温は、快適さだけでなく心と免疫のバランスにも影響するそうです。
北海道大学大学院教育学研究科紀要(2006)によると、
”水温 29-30℃と 33-34℃のプールで中等度強度の水中運動を 50分間実施した中高年女性において、50分間の対照安静に比べて、感情改善が顕著であった”
出典:水中運動実施の水温が感情、体温、血中NK細胞活性に及ぼす影響
”北海道大学大学院教育学研究科紀要、森谷絜、2006-09-25”
特に、この効果を利用しているのが、水中歩行、アクアビクスといった教室(顔は水の中に入れない)です。がんばった後に、ストレッチやクールダウンという『ご褒美』を与えることで効率よく血液を全身に循環させ疲労回復を助けたり、感情を落ち着かせ、その後の行動の効率を上げたりと影響を与えています。

さらに、自然免疫能の指標である血中ナチュラルキラー(NK)細胞活性が上昇することが研究の結果から確認されています。

水泳をがんばっている子どもたちの保護者の方に『カゼをひきにくくなった』や『水泳の後は早く寝てくれます(笑)』と言われたり、大人の方には『ちょっと体調が悪くても、少し泳ぐと調子よくなるよね〜』と言われる事があるのですが、まさに科学的な根拠がここにあったわけです。
がんばれば水の力から高い効果を手に入れることもできますが、がんばらずとも自分のペースで動いて効果を感じる事もできる。

つまり!『水に親しむだけでも心と体が整う』ということなのです。
(ちょっと大袈裟に言っちゃいました★)
(POWERTwo【3】に続く)
このブログを書いた人
今井タカエ
ダッシュスイミングスクール専属コーチ
子どもから大人まで幅広く指導し、
水の力を使ってもらい健康で幸福な方を
スイミング事業で増やしていこうと奮闘中!!
目指せ!100歳まで自分の足で歩きたい☆彡


